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AWS で VMware のお客様の選択肢が広がった 1 年

本記事は 2026 年 8 月 27 日 に公開された「A year of expanding choice for VMware customers on AWS」を翻訳したものです。

Amazon EVS が一般提供 (GA) を開始してから 1 年以上が経ちました。人材やツール、運用ワークフローへの既存の投資を維持しながらクラウドでより多くの選択肢を求めていた VMware ワークロードのお客様にとって、Amazon EVS の GA 開始は大きな節目でした。Amazon EVS を使用すると、AWS 環境と統合された Amazon EC2 ベアメタルインスタンス上で VMware Cloud Foundation (VCF) を実行できます。チームは VMware のソリューションを継続して使用しながら、AWS の機能とグローバルな展開力を活用できます。

この 1 年間で新しい VCF バージョンのサポートを追加し、デプロイの自動化機能をリリースし、新しい EC2 インスタンスへの対応も拡大してきました。VCF 9 の Memory Tiering や NSX Federation の設定に関するガイダンスも公開し、新しい Windows Server ライセンスの権利オプションも導入しました。これらの機能追加により AWS で稼働する VMware ワークロードのデプロイ、運用、スケーリング、保護をお客様がより細かく制御できるように取り組んでいます。

ここからは最初の 1 年間でお届けした内容を詳しく紹介します。

VCF 9 を思い通りにデプロイ

今年に入って Amazon EVS での VCF 9.0 および 9.1 のサポートを発表しました。VCF 9 では Amazon EVS が VPC 内に EC2 ベアメタルインフラストラクチャをプロビジョニングし、アーキテクチャや設定はネイティブの VCF Installer でお客様自身が管理します。この制御レベルは VCF のライフサイクル全体に及ぶため、オンプレミスと同じ VCF の機能を Amazon EVS でも利用できます。

自動インストールを好むチーム向けには Solutions for Amazon EVS GitHub リポジトリ で Amazon EVS Deployment Orchestrator を公開しました。Amazon EVS Deployment Orchestrator には Amazon EVS 上に完全に構成された VCF 9 環境をデプロイするためのエンドツーエンドの自動化が含まれています。今後も計画、デプロイ、移行、運用のための新しいソリューションを追加していきます。

新しい i7i.metal-48xl、AWS リージョンの拡大、より大規模な環境でスケール

4 月には i7i.metal-24xl のサポートを追加して EC2 インスタンスの選択肢を拡大し、本日 i7i.metal-48xl のサポートを発表します。この新しいインスタンスは物理コア 96 個、メモリ 1.5 TB、ローカル NVMe ストレージ 45 TB を備え、負荷の高い VMware ワークロードに対応する大きなキャパシティを提供します。

第 5 世代 Intel Xeon Scalable プロセッサーを搭載した i7i インスタンスは、i4i インスタンスと比べてコンピューティング性能が最大 23% 向上し、料金性能比も 10% 以上向上しています。i7i.metal-48xl はコア数とメモリ容量が増えているため、ホストあたりでより多くの VM を実行でき、少ないホスト数でも環境を拡張できます。

また Amazon EVS の対応リージョンを 22 の AWS リージョンに拡大し、エンドユーザーの近くにワークロードを配置したり、ビジネス目標やデータ主権の要件に合わせたデプロイができるようになりました。さらに環境の最大サイズを 16 ホストから 32 ホストに増やしました。1 つの環境内で大規模な単一クラスターを構築することも、複数の小規模クラスターに分けることも、要件に合わせて自由に組み合わせることもできます。

Memory Tiering でクラスター密度を向上

VCF 9 は、ホストがローカル NVMe ストレージを追加メモリとして利用できる Memory Tiering を導入しました。同じホスト数でもクラスターが実質的に最大 2 倍のメモリを扱えるようになり、VM の密度を高めながらハードウェアとライセンスのコストを削減できます。Memory Tiering は i4i および i7i の両インスタンスファミリーに対応しています。Memory Tiering の詳細解説ではこの機能の仕組みや、Amazon EVS でのサイジングと有効化について説明しています。

Windows Server のライセンスをシンプルに

Windows Server のライセンスは VMware の移行を計画する際に障壁となることがあります。Amazon EVS Windows Server Licensing では Windows VM を実行するための 2 つの選択肢を用意しています。対象となる Windows Server ライセンスと移行権を持つお客様は、そのライセンスをそのまま Amazon EVS に持ち込めます。移行権のない VM については、Amazon EVS で Windows Server ライセンスの権利を追加し、使用した分だけ vCPU 時間単位で料金を支払えます。権利は環境の変化に応じて追加・削除できるため、個々の VM 単位でライセンスを付与し、ホスト全体にライセンスを付与するコストを回避できます。

Amazon EVS で VMware ワークロードを保護・復旧

Amazon EVS を使うと、チームが既に使い慣れた VMware のツールとプロセスのまま、AWS 上で VMware ワークロードを柔軟に保護・復旧できます。オンデマンドで復旧環境をデプロイし、ワークロードを変更せずに稼働させ、復旧目標に合わせてキャパシティをスケールできます。Amazon EVS における VMware ワークロードの災害復旧ガイドでは復旧方法と保護オプションを比較しており、ワークロードごとに復旧時間、復旧時点、コスト、運用要件のバランスを取れます。

サイト間でネットワークとセキュリティを拡張

またオンプレミスの NSX 環境と Amazon EVS 環境を単一のコントロールプレーンで管理できる NSX Federation のサポートも発表しました。NSX Federation により拠点をまたいでネットワークセグメントとセキュリティポリシーを拡張し、データセンターと AWS の間で統一されたネットワーキング基盤を構築できます。大規模なレイヤー 2 拡張、統一された Distributed Firewall ポリシー、簡素化された災害復旧のフェイルオーバーを必要とするお客様にとって、NSX Federation は HCX の移行ワークフローを補完する長期的なネットワーキングと復旧の基盤となります。NSX Federation の詳細解説では両方の技術がどのように連携し、それぞれがどのような場面に適しているかを説明しています。

より広い選択肢を提供した 1 年間

今年リリースしたすべての機能はチームが使い慣れた VMware のツールと運用ワークフローを維持しながら、Amazon EVS でより多くの制御、選択肢、柔軟性を提供するという目標を支えるものです。VMware を利用している組織であれば、Amazon EVS を VMware ベースのワークロードを実行する世界最高の場所にしたいと考えています。

次のステップ: VMware Explore 2026 で Amazon EVS をご覧ください

最新の取り組みを実際にご覧になりたい方は、8 月 31 日から 9 月 3 日までラスベガスの The Venetian で開催される VMware Explore 2026 にぜひお越しください。今すぐセッションをスケジュールに追加してください。

ブレイクアウトセッション [CLOB2172LVS] Amazon EVS with VCF 9: Expanding choice and flexibility for VMware on AWS – 9 月 2 日(水) | 午後 3:15 – 午後 4:00 | Level 3, San Polo 3505

20 分間シアターセッション [CLOQT2319LVS] 20-minute guide to running VMware Cloud Foundation 9 on Amazon EVS – 8 月 31 日(月) | 午後 5:30 – 午後 5:50 | The Hub Theater

VMware Explore にご参加の有無を問わず、皆様が取り組んでいる内容についてぜひお聞かせください。Amazon EVS の製品ページにアクセスして利用を開始するか、AWS のアカウントチームに連絡して次のステップを検討してください。

著者について

Bianca Velasco

Bianca Velasco

AWS のプロダクトマーケティングマネージャーとして、VMware ベースのワークロードの AWS への移行とトランスフォーメーションを担当しています。マーケティングとテクノロジー分野で7年以上の経験を持ち、複雑な技術を分かりやすく伝えるストーリーづくりに情熱を注いでいます。AWS の業務以外では、ボランティア活動、ダンス、ボルダリングを楽しんでいます。

Andy Reedy

Andy Reedy

EC2 Commercial Applications のシニアプロダクトマネジメントマネージャーとして、VMware、SAP、Red Hat OpenShift のワークロードを担当するチームを率いています。IT インフラストラクチャ、ネットワーキング、セキュリティ、クラウド戦略、エンタープライズソフトウェアの分野で25年以上の経験を持ち、お客様のビジネスクリティカルなアプリケーションの移行とモダナイゼーションを支援することに情熱を注いでいます。

Spiros Tsitsonis

Spiros Tsitsonis

AWS のシニアテクニカルプロダクトマネージャーとして、インフラストラクチャの移行と Amazon Elastic VMware Service を担当しています。以前は Amazon Elastic Container Service とサーバーレスの Fargate チームを管理しており、AWS のサービスを活用してお客様がビジネス成果を達成することを支援することに情熱を注いでいます。プライベートでは、旅行を通じて様々な場所や人々、文化に触れることを楽しんでいます。


翻訳はパートナーソリューションアーキテクト 豊田が担当しました。原文はこちらです。